ニキビがあるときでも美顔器を使える場合はありますが、ニキビの種類と美顔器の機能によって判断が分かれます。赤く腫れている、膿がある、傷になっているニキビには、刺激や摩擦を避けるため使用しないのが基本です。まずは取扱説明書で、ニキビや肌荒れ中の使用可否を確認してください。
ニキビがあるときに美顔器を使えるかの判断
白ニキビや黒ニキビのように炎症が目立たない場合でも、ニキビの上を直接こすったり、強い刺激を加えたりする使い方は避けます。一方、赤ニキビ、黄ニキビ、つぶれたニキビ、出血やかさぶたがある部分には、美顔器を当てないでください。
| ニキビや肌の状態 | 使用の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 赤く腫れているニキビ | 患部への使用は避ける | 刺激で痛みや赤みが増す可能性がある |
| 膿があるニキビ | 患部への使用は避ける | つぶれたり、周囲に刺激が加わったりしやすい |
| つぶれたニキビ、傷、かさぶた | 使用しない | 傷が落ち着くまで摩擦や刺激を避ける |
| 白ニキビ・黒ニキビ | 説明書で使用可能と確認できた場合に限り、患部を避けて使用 | 押し出したり、強くこすったりしない |
| ニキビがない部分 | 機器の使用条件を満たせば使用できる場合がある | 肌の状態に合わせて弱い出力から試す |
美顔器の種類によって注意点が違う
「美顔器」といっても、電気刺激、温熱、超音波、光、イオンなど機能はさまざまです。同じニキビがある状態でも、機能によって肌への刺激や使用上の注意が異なるため、種類だけで使用可否を決めないでください。
EMS・微弱電流タイプ
EMSは電気刺激で筋肉に働きかけるタイプです。ピリピリした刺激を感じることがあり、炎症中のニキビや傷のある部分に直接使うのは避けます。ジェルなどの専用化粧品が必要な機種では、ニキビ肌に使えるか、その化粧品の表示も確認してください。
RF・温熱タイプ
RF(ラジオ波)や温熱機能がある美顔器は、肌を温めながら使います。赤みやほてりがあるとき、炎症性のニキビが多いときは、症状を悪化させる可能性を否定できないため、使用を控えるのが無難です。
超音波・イオン導入タイプ
超音波やイオン導入タイプでも、ヘッドを肌の上で動かす際に摩擦が生じることがあります。ニキビを押したりこすったりしないよう、患部を避けて使用します。専用美容液やジェルが必要な場合は、油分や刺激成分などが自分の肌に合うかも確認しましょう。
LED・光を使うタイプ
LEDなど光を使う美顔器は、ほかの美顔器と仕組みが異なります。ただし、すべてのニキビに使えるとは限りません。光に敏感になる薬を使用している場合や、目・皮膚に関する病気がある場合は、自己判断で使わず、医師や薬剤師に確認してください。
ニキビがあるときに使う場合の手順
取扱説明書で使用可能と確認でき、炎症や傷のない部分に使う場合でも、肌への負担を抑えてください。
- 洗顔後、肌の水分を清潔なタオルで軽く押さえて取ります。ニキビをこすったり、つぶしたりしないでください。
- 説明書で指定されたジェルや化粧品を使います。指定品がない場合も、刺激を感じる化粧品や、肌に合わないものは使用しません。
- 最も弱い出力や短い時間から始め、赤く腫れた部分、傷、かさぶたは避けて動かします。
- 痛み、強いピリピリ感、熱さ、赤み、かゆみが出たら、すぐに使用を中止します。
- 使用後は肌をこすらず保湿し、美顔器の肌に触れる部分を説明書に従って清潔にします。
使用後に赤みやヒリヒリ感が続く場合は、次回の使用を控えてください。症状が強い、広がる、痛みや膿があるといった場合は、皮膚科に相談することをおすすめします。
ニキビがあるときに避けたい使い方
- 赤ニキビや膿のあるニキビに美顔器を直接当てる
- ニキビを押しつぶすようにヘッドを動かす
- 出力を強くしたり、使用時間を延ばしたりする
- 使用中に痛みや熱さがあるのに続ける
- 肌が濡れすぎた状態や、指定されていない化粧品で使う
- 美顔器を洗浄せず、ニキビがある肌に繰り返し使う
美顔器はニキビ治療を目的としたものではありません。使用したことでニキビが改善するとは限らず、機器の種類によっては肌への刺激が負担になることもあります。
使用を控えて医療機関に相談したほうがよいケース
次のような場合は、美顔器の使用より先に皮膚科へ相談してください。
- 赤く腫れたニキビや膿のあるニキビが多い
- ニキビが痛い、急に増えた、繰り返している
- ニキビをつぶして傷や出血がある
- 使用後の赤み、腫れ、かゆみ、痛みが続く
- 皮膚科の治療薬を使っている
- 光や電気刺激を避ける必要がある病気や服薬がある
特に、服用中または塗布中の薬によっては、光や刺激への反応に注意が必要な場合があります。薬の名前が分からない場合も、処方した医師や薬剤師に確認してください。
まとめ
ニキビがあるときの美顔器は、炎症のある部分や傷には使わず、説明書で使用可能と確認できた場合に、ニキビを避けて弱い設定から使うのが基本です。赤ニキビや膿、痛みがある場合は使用を控え、症状が続くときは皮膚科に相談してください。







